大学で電気電子工学を専攻していたため、技術系の仕事に就こうと思っていましたが、その中でも人とかかわる仕事ができる会社を探していました。また、大学時代を過ごした岡山に住み続けたいとも思っていたので岡山で就職先を探していたところ、マイクロクラフトのことを知りました。

グローバルに展開している会社だったので、多くの人と接したり海外に出張したりする機会が多いというのが志望の決め手です。当時はまだ開発支援課はなく、人と接する機会の多いサポートエンジニアを希望して内定をいただきました。その後、開発支援課が発足し、サポート課から開発支援課へと配属が変わりましたが、変わらず色んな方々と仕事をさせていただいています。

主にベンチマークテスト(*)を担当しています。お客様からお預かりしたプリント基板でベンチマークテストを行い、その結果を報告書にまとめ、お客様に提出します。
(*)マイクロクラフトの装置をお客様に知っていただくために、お客様から実際にプリント基板をお預かりして自社装置で検査や印刷をすること。

ベンチマークテストにおいては、まず営業がお客様からニーズを聞き取って把握した後、そのニーズに沿えるように設計部門のエンジニアを交えて方針を決めてからテストに臨んでいます。装置の販売に関わるため、とても重要でやりがいのある仕事です。

また、特定のお客様向けのカスタム装置が設置されるときは、実際に設置現場に行き、サポートエンジニアと一緒に設置を行い、運用まで立会います。

今まで様々なベンチマークテストを担当させていただき、そこでの経験が自分を成長させてくれたと思います。ソフトウェア課と協力して最適な速度のパラメータを考案したり、機械課と協力して基板の打痕(*)を最小限に抑える新しいプローブを考案したりするなど、設計部門の方を交えてベンチマークテストを行ったことはとても有意義な経験でした。
(*)検査時にプローブの先端が基板に接触した際に生じる接触痕

また、海外で行われる展示会に参加できたことも印象深いです。世界各国で行われる展示会にマイクロクラフトも装置を出展するため、装置のセットアップや来場される方へデモンストレーションを行うため開発支援課のスタッフが派遣されることがあります。私は2年の間に韓国や台湾、アメリカのサンディエゴに行かせていただきました。旅行が好きな私にとってとても楽しい経験でしたし、海外子会社、代理店のスタッフと話す機会も多く、英語の勉強にもなりました。

社内には様々な種類の顕微鏡をはじめ、多くの分析機器があります。ベンチマークテストを行うにあたって、競合他社の結果の分析を行うことがあるため、これらの機器を頻繁に使用します。分析機器は定期的に最新のものが導入されるため、ベンチマークテストで結果を残すためにも、今はこれらの機器を完璧に使いこなせるようになるのが目標です。

また、今までプリント基板検査装置を主に担当をしていましたが、インクジェット印刷装置のほうも担当することになり、日々勉強しています。様々な装置の知識をより深めていき、さらに貢献できるようがんばっていきたいです。

やや特殊な仕事なので具体的に何をやるのかイメージしにくいかもしれませんが、サポートしてくれる上司、先輩社員がたくさんいますので、あまり構えずに私たちと一緒に成長していきましょう。

開発支援は海外の方と話す機会があるので英語が得意ではない私は悩んでいたのですが、週2回社内で英会話教室を開いていただき、少しずつ上達しています。サポート環境が十分に整っている会社だと思いますよ。