- プリント基板検査装置
マイクロクラフトのプローブは、
多彩なラインアップで低打痕など様々なご要望にお応えします。
高速・高精度プローブユニット
Type10プローブ
Type10プローブは、高速検査に対応するため細部まで構成を見直し、軽量な素材で構成されたプローブです。搭載するモーターのトルク性能を最大限発揮できる駆動スピードを設定したことで、高速なプロービングを実現しています。
デジタルPPC(Probe Pressure Control)
安定したコンタクトで定評のあるマイクロクラフトの押し圧検査機構には、その調整作業すら簡易化されたデジタルPPCが採用されています。プローブ交換時には装置の指示に沿ってプローブを取り付け、その後は調整することなく装置が指定の圧力で検査を開始するという驚きの簡易さです。Gモデルには全て標準搭載されています。
Type9プローブ
モーターにエンコーダーを内蔵
Type9プローブはSシリーズ(超高精度タイプ)の標準プローブ*です。モーターにエンコーダーを内蔵し、エンコーダーからのフィードバックによる滑らかな制御で、低速域から高速域まで信頼性の高いプロービングを実現。独自の速度設定により、低打痕を維持したまま速度を上げることが可能です。デジタルPPCも搭載しています。
* Sシリーズ以外のモデルはオプション装備となります
プローブの剛性強化
プローブは精密位置決めを完結させる最後の部品であるとともに、多くの外的要因を受ける部分でもあります。例えば熱も要因の一つとなります。Type9プローブでは、全ての部品に対して材料と形状の見直しを図り、プローブ全体の剛性を向上させ、外的要因の影響を受けにくい構造に改良しました。
ネジ1本で交換可能
画期的なタッチダウンセンサーで打痕の軽減化を実現したマイクロクラフトの高性能プローブは、プローブチップの交換が、プラグ&プレイ感覚で簡単にできる画期的なものです。柔らかいフレキシブルボードや、ソリのある変形基板にも柔軟に対応し、C4バンプなどの高さのばらつきにも対応可能です。
プローブチップ
プローブチップ
ブレードタイプは、一般的な基板用で、スルーホールのある所も安定してコンタクトできます。また、ニードルタイプは先端形状を細くし、BGAなどのファインピッチ基板に対応します。
ケルビン プローブチップ オプション
低抵抗測定のためのケルビンプローブをオプションで用意。ニードルタイプは端子間距離20 µmと極めて細密なので、C4バンプなどの検査にも使用可能です。
プローブの構成
プローブ本体:EMMA本体に取り付けて使用します
プローブキャリアユニット:プローブ先端を取り付ける共通のキャリアです
プローブ先端:キャリアユニットにプローブ先端を取り付けて、プローブユニットとしてご使用いただけます。
* プローブ先端の型番は弊社の「プローブカタログ」をご参照ください。プローブカタログをご希望のお客様は担当営業までお問い合わせください。
ローダメージブレードプローブ先端
A. ローダメージブレード / B. ローダメージ鋭角ブレード / C. ローダメージ段付ブレード
検査点にスルーホールがある基板に使用します。基板に付く打痕を標準ブレードよりも小さくすることができます。
ローダメージニードルプローブ先端
A. R10 ローダメージニードル / B. R20 ローダメージニードル / C. フラット30 ローダメージニードル
検査点にスルーホールがない基板に使用します。基板に付く打痕を通常のニードルよりも小さくすることができます。
ブレードプローブ先端
A. 標準ブレード / B. 鋭角ブレード / C. 段付ブレード
検査点にスルーホールがある基板に使用します。
ニードルプローブ先端
A. R20 ニードル / B. R50 ニードル
検査点にスルーホールがない基板に使用します。ブレードよりもファインピッチ基板の検査が可能です。
ブレードケルビンプローブ先端
A. 標準ブレードケルビン
スルーホールがある基板に対して4端子測定を行う場合に使用します。
ニードルケルビンプローブ先端
A. R10 ニードルケルビン / B. フラット20 ニードルケルビン
細かいパッドがある基板に対して4端子測定を行う場合に使用します。
プローブ先端形状の比較
ブレードプローブおよびローダメージブレードプローブ
スルーホールに安定してコンタクト。ただし、オーバーレジスト仕様の基板の場合は、検査時にソルダーレジストと干渉することがあります。また、(B)はブレードの形状は(A)と同じですが、接圧が低くなるプローブ先端形状のため、(A)よりも小さな打痕になります。
オーバーレジスト仕様など小さな開口部でもソルダーレジストと干渉せず検査が可能です。ただし、大きな径のスルーホールに対してはプローブの上げ幅を大きくする必要あります。また、(D)はブレードの形状は(C)と同じですが、接圧が低くなるプローブ先端形状のため、(C)よりも小さな打痕になります。
オーバーレジスト仕様など小さな開口部でもソルダーレジストと干渉せず検査が可能です。また、大きな径のスルーホールに対しても鋭角ブレードよりもプローブの上げ幅を小さくすることができます。また、(F)はブレードの形状は(E)と同じですが、接圧が低くなるプローブ先端形状のため、(E)よりも小さな打痕になります。
ローダメージニードルプローブ
R10 ローダメージニードル
打痕面積が非常に小さいのが特長です
R20 ローダメージニードル
R10よりも打痕が浅くなります
フラット30 ローダメージニードル
バンプや高さがあるパッドなどの滑り落ちやすい検査点に最適です
ニードルプローブ
R20 ニードル
打痕面積が小さいのが特長です
R50 ニードル
打痕が浅いのが特長です
ブレードケルビンプローブ
標準ブレードケルビン
標準のブレードケルビンです
ニードルケルビンプローブ
R10 ニードルケルビンプローブ
打痕面積が非常に小さいのが特長です
フラット20 ニードルケルビンプローブ
バンプや高さがあるパッドなどの滑り落ちやすい検査点に最適です